キューティクルとコルテックスの境界域のCMC層

昨日の11/19は、久々の野村塾でした。
今回は2回目ということで、CMCのお話。

そもそもCMCの役割とは?

髪にとても重要なCMC。その役割はコルテックス同士を接着すること
またその間の路になっている。この路から水分と油を運ぶ。
そしてもちろんキューティクル同士もくっ付けている。ここは皮脂を
毛先に運んでいる。

CMCとは細胞膜複合体という。(セル メンブラン コンプレックス)
もともと動物細胞は膜で守られているが、この膜の残骸がくっ付いて
CMCになってるらしい。その複合体というわけです。

問題は加齢と共にCMCの量が減ることです。
そもそも艶というものは、光の多層膜干渉作用なので多層構造で
あればあるほど艶感が増すわけです。真珠が良い例です。
髪の天使の輪はCMCが詰まってる証拠。
これは詰まってるほど細い輪になります。

よく全体的にピカピカで光ってるヘア画像がインスタとかにありますが、
これはただオイルとかで光らせて画像を取ってるので、本来の艶とは
程遠いのです。騙されないようにして下さいね。

キューティクルは多層構造なので、一枚が薄くなったり枚数自体が少なく
なると当然髪の艶感も失われるわけ。
またCMCはラメラ構造なので、油分と水分がバランスよく折り重なっている
ことが良い艶感を生みます。
加齢になるとキューティクルが剥がれやすくなります。これはキューティクル
だけにあるS100A3という特殊なたんぱく質が少なくなるためです。
このS100A3の4量体がキューティクルには必要で、ここで疎水結合(接着)を
起こしてキューティクル同士が強力にくっ付きあっています。

Skyspaのリケラ縮毛矯正の前処理に使うnew3種混合液には、
これが(S100A3)入っており、キューティクル剥離を防いで
保護しています(^^)

 

そしてCMCは3種類あることが知られています。
キューティクルCMC(CuCMC)
コルテックスCMC(CoCMC)
キューティクル・コルテックスCMC(Cu/Co CMC)
の3種類

このキューティクルとコルテックスの境界域のCMCに優れた水分閉塞能が
あり、高い保湿効果を生みます。
この大量に存在しているCu/CoCMC(ステリルグルコシド/グルコシルセラミド)
を利用して薬剤をもっと浸透良くさせることが可能らしいです。
来年登場するらしいですよ!
楽しみにしてください♪♪

 

 

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