化学の世界・媒染  

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媒染
化学の世界・媒染について書いてみようと思う。

染色に関してなぜ物質に染まりそして、どのような性質があるのか?
これは全て化学が説明してくれているわけです。
本来、色素という水に溶けやすい(親水性)のものが、一旦繊維に吸着するのが染色という。
それではなぜ水に溶けるものが、吸着して洗っても落ちないのか?

これが化学というわけ。

つまりは原子・分子の世界が解明してくれている。
例えば、水の分子量は18。これモル質量は18g/molです。
18gの水は1mol 。
つまり18gの水に含まれる分子数は、6.02×10²³個(質量数12の炭素が12g)
6.02×100000000000000000000000個の分子が集まっている。
そして
染料の分子は水の分子より、その数十倍の高分子である。
この高分子の小さい粒(粉)が繊維の中へ入る。
 
この染料つまりは、色を持つ色素のうち繊維にくっ付く物質(溶質)
染料の分子と繊維の分子が親和性をもつことが、
染色ということ。
繊維の中に入り込んだ染料分子が、水に溶ける性質を失い疎水性になる(錯体)ことで染色される
というわけだ。

またこれらは、水溶性分子の染料と繊維分子間の親和性による現象です。
この親和力が弱いときには、仲立ちさせるために媒染剤が必要になる。

 

染料分子と繊維分子の親和力を高める媒染剤
つまりは媒染とは、親水性分子の染料分子を繊維中で疎水性にすることである。
繊維の中で水に溶けなくしてしまえば、水で洗っても落ちないということ。
この媒染剤の主成分は金属イオンです。
色素と金属が結合(配位結合)して疎水性(不溶)の錯体になるわけです。

またこの金属の種類によっても色の変化が出ます。
これらは染料分子のプラスイオンとマイナスイオンの差が大きい。

例えば、マイナスイオンの分子は親水性(水溶性)という性質で水に溶けやすい。
したがって繊維分子にプラスイオンの分子があれば、
引き合い結合していくわけです。
これがイオン結合です。

染料分子と繊維分子との結合はイオン結合のほかに、水素結合、分子間ファンデルワールス力、
配位結合がある。

また染料分子が電離してできたイオンと繊維分子とが結びつき取り囲むことで、
染料が溶媒中に拡散することを溶媒和という。

この逆で結びつかないことを無溶媒という。いわゆるニートというわけです。

藍(インジゴ)染めの場合は水に不溶なので、還元させることが必要になります。
これを「藍建て」という。

一旦インジカン(水溶性)にして溶媒分子と分子の隙間に侵入させ、これがグルコースと
インドキシルに分かれて、インドキシルが
酵素により酸素を得て2量体の難溶性(ロイコインジゴ)
になり、
酸化して不溶性になりインジゴ(インディゴ)に戻る。

また草木から色素を抽出するのに煮るわけで、水に通した繊維は温度が高い煮汁を使い、
繰り返して色を出す。
これらを先媒染、後媒染という。

媒染剤として使われる金属は、
*アルミニウムイオン 
ミョウバンKAI(SO4)2・12H2O 酢酸アルミニウム 塩化アルミニウム、灰汁、椿
*鉄イオン
塩化鉄(Ⅲ)FeCL3・6H2O 硝酸鉄(Ⅲ)Fe(NO3)₃・9H2O
*銅イオン
硫酸銅、酢酸銅
*その他
クロムイオン、ニッケルイオン、
大島紬・・泥に含まれる鉄分で媒染
おはぐろ・・ヌルデの葉にできる五倍子タンニンと鉄イオン
これらの媒染剤により色も変わります。
また助剤として、大豆たんぱく・カゼイン・グルテン(小麦)・タンニン酸があります。

そしてこの繊維が動物性か植物性かで違ってくる。
染料はタンパク質と反応するわけで、例えば絹は蚕の繭からできているので
動物性。
絹の成分はフィブロインなのでそのままくっ付く。
しかし綿や麻は植物。
ゆえに
下処理として豆汁(大豆たんぱく)などの媒染助剤が必要になるわけです。

草木染めという伝統文化は、染めると同時に繊維、反物を持たせるという理由付けがあったわけで、
先人たちの知恵から現在の
伝統文化へ昇華されている。

ヘアカラーに置き換えても、ヘナ染めや香草カラー、和漢カラーなどもこの先人達の知恵や文化に
より、受け継がれているに違いない。

 

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